9月の調理プログラム

〜シーフードグラタン・コンソメスープ〜

久しぶりの調理プログラム

 9/7(土)調理メニュー決めはメンバー2人、スタッフ1人で行いました。8月は調理プログラムができなかったので集まったのは久しぶりでした。今月のメニューはどうするか話し合います。食べたいメニュー・具材を聞くと、「食べたことがないラザニアがいい」と意見が出ます。「ラザニアは作ったことがないです!どうやって作るんだろう」とスタッフが話すと「キットがスーパーで売っていると思います」メンバーが教えてくれます。また他のメンバーからは「貝やエビを使った料理がいい」と意見が上がります。「グラタンもおいしそうですね」と意見が出ました。

 スタッフもラザニアを作ったことがなかったため、インターネットで何が必要なのか、キットはいくらで売っているのかを調べます。調べるとシート状の広くて平らなパスタ麺が必要になりますが、お値段が高めでした。またラザニアキットを調べると予算に収まりそうになかったため、「予算に収まるグラタンの方がいいかもしれない」という方向になります。「貝やエビを使ったシーフードグラタンはどうか」という話になり、シーフードグラタンに決定しました。

 シーフードグラタンに合わせてスープも欲しいと意見が出ます。コーンスープやコンソメスープが候補に上がります。どのスープを作るかは食材の予算を見ながら考えることにしました。メンバーにパソコンでグラタンのレシピを見てもらいながら食材をリストアップしていきます。「ベーコンは外せない」「ほうれん草も入れたい」とそれぞれ意見がでました。その後スーパーのチラシを見ながらそれぞれの具材の値段を予想していきます。グラタンに玉ねぎを使うのもあり、スープはコンソメスープにすることにしました。

ほうれん草が高い!

 買い出しにはメンバー1人、実習生1人、スタッフ1人で行きました。9月ですがとても暑くバスを待つ時間は汗をかきました。「まだまだ暑いですね」と話しながらこまバスに乗り、慈恵大第3病院の隣にあるOKストアでお買い物をします。

 最初は野菜のコーナーで玉ねぎやほうれん草を探します。ほうれん草はなんと価格が300円を超えており予想していたよりとても高いお値段でした。ほうれん草は買うのをやめるか、それとも似た野菜の小松菜にするか悩みます。すると実習生が冷凍のほうれん草の方が安いかもしれないと教えてくださり冷凍のコーナーを見にいくことにしました。見てみると半分くらいの価格で売っていました。他の具材のことを考え冷凍の物を購入することにします。その後、玉ねぎやシーフードミックスやベーコン、チーズ、マカロニを探し購入しました。玉ねぎはスープもあるため多めに購入しました。

調理当日

     調理はメンバー4人、実習生1人、スタッフ1人で行いました。それぞれ工程をホワイトボードに書きみんなで確認しながら調理を始めました。

     まず、具材を切るところから始めます。メンバーは慣れた手つきでベーコンや玉ねぎをカットしていきます。今回は冷凍の具材もあったのでシーフードミックスとほうれん草を電子レンジや湯煎で解凍していきます。その間にマカロニも茹でます。沸騰したお湯にマカロニを入れ時間を測りながら茹でます。茹で上がった硬さを見ながら、「まだ硬いね。もう少し茹でた方がいいよ」とちょうどいい硬さになるまで茹でてくれました。

     少し休憩を挟んだ後、玉ねぎ・ベーコンをオリーブオイルで炒めていきます。その間に手の空いたメンバーがグラタンソースに必要な小麦粉や牛乳、塩を計って準備をしてくれます。フライパンに小麦粉を入れ混ぜた様子を見て、「パルメザンチーズみたい」と声が上がります。少しずつ牛乳を入れ粉が溶けるように混ぜていきますが想像より量が多く当初炒めていたフライパンではこぼれてしまいそうになりました。みんなでちょうどいいフライパンを探しましたが見つからず、大きめの鍋に入れ替えることにしました。

    ソースがいい具合に混ざった頃にほうれん草、シーフードミックス、マカロニを入れました。混ぜる係を途中で交代しながら様子を見てきました。

     具材を炒めている間にオーブンを用意します。耐熱皿を用意し、オーブンを余熱にかけます。出来た具材を耐熱皿に分け、その上に溶けるスライスチーズを手でちぎりながら上に乗せていきました。鉄板にお皿を乗せオーブンで焼き上げていきます。一度200℃で5分焼きましたがまだ焼き目がつきません。「あと、もう3分くらい焼いたほうがいいですね」とみんなで相談をしながら焼く時間を足していきました。その後も焼き目が薄く追加します。トータル12分程焼いたところ、チーズが綺麗なきつね色になり、ソースがぐつぐつしていたため完成としました。

    同時にコンソメスープを作っていきます。水を沸騰させスープ用にとっておいたベーコンと玉ねぎをコンソメと一緒に煮ます。味付けはいつも上手に味を整えてくれるメンバーが今回も担当。「ちょっと濃いから薄めた方がいいです」と水を足しながら調整してくださいました。

     なかなか自宅で作らないグラタンに「おいしいね」と好評。コンソメスープも味が決まっていてとてもおいしかったです。

     洗い物は、手際のいいメンバーが空いた時間を使って洗ってくれていたので少なく済みました。みんなの協力プレーでスムーズな調理プログラムでした。

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