5月の調理プログラム報告

〜焼きビーフン・にんじんとエリンギのスープ・コーヒーゼリー〜

5/4(土)メニュー決め会議

メニュー決め会議にはメンバー1名、スタッフ3名が参加しました。メンバーから簡単で時間のかからないものがいい、という意見が出た後、スタッフから台湾料理が流行っているけれどそれはどうか?という提案がありました。台湾風粉もののアイデアも出たのですが、焼きビーフンを作ることに決定。その後副菜は何にするかという話の中で、焼きビーフンに使う野菜を活用してにんじんときのこの中華風スープも作ることに。そしてメンバーの提案でコーヒーゼリーをデザートに添えることになりました。

チラシやインターネットで材料の値段を調べていきました。チラシやネットを見ていると、野菜の価格が変動しており、店によってもかなり値段が違うことが分かり、社会勉強になります。検討の上見積もりをし、一人当たりの材料費を400円と決めました。

5/9(金)買い出し

買い出しに参加したのはメンバー1名、スタッフ1名です。その日の朝、あいにく雨が降っていたのですが、出発時には晴れ間が見え始めていました。

こまバスに乗ってスーパーに向かう時にふと見たメンバーの表情は明るく、普段忘れかけていた買い物に行く楽しさを再発見することができました。

スーパーに到着後はまず今回のメインとなるビーフンを一番に探しました。これがなかったらどうしよう?と心配だったのですがすぐに見つかり、しかもセールになっていました。しかし喜んだのも束の間、デザートに購入予定だった三連コーヒーゼリーにクリームがついていないことが分かり、予定より高級なコーヒーゼリーを買えるかどうかを他のものを揃えてから検討することにしました。

野菜類は想定したより安いものが多く、材料を少し調整すれば予算内に収まることが分かったので、コーヒーゼリーを買うことができました。

5/11(土)調理

参加者はメンバー3名、実習生1名、スタッフ2名で行いました。

メニューは焼きビーフン、にんじんとエリンギのスープ、デザートはコーヒーゼリーです。全員で手順を確認した後、スープから作り始めます。実習生とスタッフがにんじんとエリンギを千切りにしていきました。

そして二班に分かれてスープを作ることに。メンバーが鍋にサラダ油を入れ千切りにした材料を少し入れると、パチっと音がして油が跳ね、メンバーが「熱い!」と。慌てて火を止め、材料を入れてから再度火をつけました。

メンバーは材料を焦げないように炒め、スープの素を入れてにんじんが柔らかくなるまで煮て味見をし、「何も足さなくていいと思う」と言って一回で味を決めました。もう一つの班でスープを作っていたメンバーは、真剣な面持ちで何度も納得するまで味見をして、味を決めました。

スープを作っている間に焼ビーフンに使う野菜と肉を切り、焼ビーフンを作り始めます。

先のスープ作りでの反省を踏まえ、最初にフライパンに油を引き、肉を広げてから火をつけます。そしてフライパンが熱くなった頃にビーフンを入れ、次に野菜を被せるように重ね、分量の水を入れて蓋をします。こうして重ね蒸しにするような感じで火を入れていきました。

最後の味見についても、一つの班では最後の調整をしませんでしたが、もう一つの班は塩コショウで味を調整していました。

こうして焼きビーフン、スープはともに美味しく出来上がり、メンバー希望のコーヒーゼリーもさっぱりした良いデザートでした。当日は5月と言っても暑かったのですが、暑い日にも食べやすいメニューであったと思います。

食休みの後みんなで後片付けをし、プログラムを終えました。