4月の調理プログラム報告

〜お好み焼き プリン〜

4月6日 メニュー決め会議

メニュー決め会議には、メンバー2名とスタッフ2名が参加しました。

会議では、「簡単ですぐできるものがいい」「お好み焼きがいい」「デザートもある方がいい」などの意見がメンバーから出されました。

 そして今回は久しぶりにメニュー決めに参加してくださったメンバーから意見が出たお好み焼きに決定、そしてデザートとしてプリンを作ることになりました。

 お好み焼きと言ってもいろんなバリエーションがあります。そこで今回はお好み焼き粉を使うことに決め、中に入れたい色んな具材を皆で考えました。

お好み焼きの作り方は家庭や地域によって異なり、「これは外せない」という材料が人によって違うものです。メンバーから出されたのは卵、キャベツ、蒸し海老、チーズ、豚肉、ネギ、揚げ玉や紅生姜などなど。また「豚肉は多めがいい」などさまざまな意見が出ました。

活気ある雰囲気の中、具材のアイデアが出揃ったところで材料の値段を調べて予算を立てます。全てを揃えるとなると材料費がかさんでしまうため、材料を絞り込むことにしました。この時期、キャベツの値段が不作によって高値になっており、キャベツのかさ増しとしてもやしも入れることに。さらなる検討の結果、豚肉・チーズのお好み焼きを作ることになり、トッピングは青のり、プリンはプリンの素を使って作ることに決定しました。

4月12日 買い出し

買い出しに参加したのはメンバー1名とスタッフ2名です。

13:00に参加メンバーが来所し、参加メンバーはテーブルの上に置いてあった大きな買い物バッグの一つをさっと持ってくれました。そしてこまバスで慈恵医大近くのOKストアに向かいます。バスに乗る時は今にも雨が降りそうな天気でしたが、小雨程度で店内に入ることができました。

今は物価が上がっていく傾向にあるため、予算の枠内で収まるように値段をチェックし計算しながら材料を揃えていきます。プリンの素の置いてある場所をお店の人に聞き、キャベツが一時期よりも安くなっているのに喜んだりしながら材料を集め、想定していた金額より安く全てが揃いました。こうしてバスの時間を気にしつつも楽しく買い物をすることができました。

4月13日 調理プログラム

 プログラムはメンバー3名とスタッフ2名で行いました。

参加メンバーは早めに集合し、スタッフと一緒に材料など必要なものを調理室に搬入します。そして今日の手順をホワイトボードに書いて確認しました。

その後、プリンを作るグループ(2名)とお好み焼きを作るグループ(3名)に分かれ作業に入りました。

冷やす必要のあるプリンからまず作り始めます。鍋で牛乳を温め、プリンの素を牛乳によく溶かすことがポイントとレシピにあったため、担当したメンバーは弱火にかけながら丁寧にかき混ぜて溶かしていきました。静かに鍋をかき混ぜる表情は真剣です。

お好み焼き班のメンバーは、まずお好み焼き粉に水を入れて生地を作りました。その後キャベツやチーズを切り、材料が揃ったところで生地に卵を入れ、その後に具を入れて混ぜます。メンバーは途中で出た汚れ物を洗って布巾で拭くなどの作業もしつつ、段取りよく作業を進めて行きました。

そしてフライパンに合わせた材料を平らに広げ、薄切り肉をその上に乗せ、裏返した時にお肉がこんがり、パリッとするまで焼きました。

お好み焼きが色よく焼けると、メンバーの1人がマヨネーズ、お好みソース、青のりで綺麗に盛り付けをし、スタッフが写真撮影を行ないました。

その間に他のメンバーの1人が余った卵で卵焼きを作ってくれました。家でもよく作るとのことで、手慣れた様子で作業を進め、塩胡椒の美味しい卵焼きができました。

こうして完成し皆でお好み焼きを食べ始めました。プリンは最後のお楽しみです。

食べている時に「チーズがきいてる!」「美味しい」という声が上がりました。一人前がかなりのボリュームで本当にお腹がいっぱいになったのですが、食べ終わった頃、メンバーがプリンにカラメルソースをかけて仕上げをすると、それも皆しっかり完食しました。

お腹いっぱい、満足感のある楽しい調理プログラムとなりました。