2009年4月より、フリースペースの開所時間が変わります

リヒトの機関紙、五本松でもお知らせしましたが、2009年4月よりフリースペースの開所時間を変更します。
五本松にも掲載した、開所時間変更の理由を以下に掲載します。
リヒトは今後も、地域社会の現状に柔軟に対応していくつもりです。
登録者の方たちには、ご理解いただければと思っています。 2009年4月2日より、リヒトはフリースペースの開所時間を変更します。

リヒトに毎日来ていただいている登録者(メンバー)にとっては、良いニュースだとは受け取られないかも知れません。フリースペースの開所時間が短くなるのですから、反対する方もいるかと思います。
■フリースペースを大切にしてきた理由
リヒト開所以来、スタッフは、可能な限りフリースペースをメンバーが自主運営できるように、サポートしてきました。
スタッフ主導のプログラムを行わず、メンバーのみなさんで考え、話し合った企画を「自主活動」としてお手伝いすることに徹してきました。また、コーヒー代金の管理なども、すべてスタッフが行うのではなく、メンバーのみなさんに必ず参加してもらうようにしました。
これは、メンバーのみなさんがリヒトにいらしたとき、ただの「お客様」としてリヒトを利用するのではなく、リヒトの運営にも積極的に参加して欲しいという願いからおこなってきた配慮です。
■フリースペースを創ってきたメンバー
2009年4月でリヒトが開設して4年半を迎えます。リヒトスタッフは、フリースペースの開所時間が変更になっても、これまでと同じようにみなさんの力でフリースペースを運営してもらいたいと期待しています。また、フリースペースの開所時間が短くなること自体が、みなさんによる自主的な運営を妨げるとは考えていません。
今、リヒトに新しく登録を希望する方が来たとき、その場にいるメンバーのみなさんは、リヒトの決まりについて丁寧に教えてくださいます。また、一人で所在なくしている方に、やさしく話しかけてくれる姿も見かけます。
リヒトのメンバーお一人おひとりが、くつろいでリヒトのフリースペースを利用していただくことは大切です。しかし、それに加えて、すでにリヒトのメンバーである人が、他の新しくメンバーになろうという人に暖かく接してくださることがあって、リヒトのフリースペースは成り立っているとスタッフは考えています。
そして、リヒトのフリースペースが、そのような方たちによって支えられていることを、スタッフは誇りに思っています。このようなリヒトの「良さ」を、今後も続けていってもらえればと思っています。
これまでの4年半という長い期間、多くの人たちにリヒトを利用していただきました。メンバーのみなさんがリヒトで過ごされた時間が、リヒトの「文化」を創ってきたのだと理解しています。
■スタッフはどんな人を支援していくのか
リヒトのスタッフは、フリースペースのような人の『集まる場所』に“なかなか来られない人”や、“精神科病院を退院して間もない人”のような、より多くの支援が必要な方に対して、これまで以上に手助けをしていくことにしました。
このような事業は、狛江市の中ではリヒト以外に担い手がいません。また、『社会的入院の解消』など、社会的な要請があることにリヒトは応えていきたいと考えていきます。
もちろん、現在フリースペースを利用している方たちを支援しないわけではありません。フリースペースの開所時間を変更することで、フリースペースにスタッフが常駐できるように工夫できます。また、フリースペースにスタッフが常駐することで、より一層フリースペースを利用する方たちの自主的な活動を助けることができると考えています。
■フリースペースの時間変更にご理解下さい
リヒトは4月から、相談・訪問・同行とフリースペースの支援の両方ををメリハリを付けて行っていきます。社会的な支援が届いていない方を中心に、支援を行いたいと思っています。
以上のような、スタッフの意図をご理解いただき、ご協力いただけますようお願いいたします。